秋 商品戦略発表会

 7月28日に東京・新宿で、8月5日に大阪で、数年ぶりとなるお得意先を招いての商品戦略発表会を開かせていただきました。今年の秋・冬商戦に向けて、どうしても私の口から直接お伝えしたいことがあったものですから。流通関係者の方にとっては、夏商戦真っ最中の大変お忙しい中、了解上とも130名ほどの方に集まっていただきました。本当にありがたいことです。

 そのどうしてもお伝えしたかったことは2つありました。ひとつは当社の掲げるThe Kokumotsu Companyというコンセプトはどういうことなのかを改めてご説明したかった、ということ。そしてもうひとつはこの秋からお米売り場の横にある炊飯関連商材、いわゆる「米関連の棚」を、そこにいけばいろんな穀物がおいてあり、いろいろな食べ方を知ることができる「穀物の棚」に変えていきませんか、という提案です。

 実は先日ある外食チェーンの社長に教えてもらったのですが、現在の日本人のカロリー摂取量はなんと戦後間もない1946年よりも少ない、ということなのです。ピークは1975年ごろでそこから30年以上カロリー摂取量は減り続けて、ついに終戦直後の食糧難時代よりも下回った、ということなんです。これには驚きました。でも一方でメタボリック・シンドロームを始めとする生活習慣病は一向に減る気配はありません。どうもカロリーだけを気にして、食事を考える限界が来ている気がしました。

 ということはやっぱりカロリーの中身が問題なのでしょう。何から栄養を摂取するか、ということで考えると私どもが信念としている「穀物」をもっと食べていける世の中にしなければ、と思うのです。本気で穀物の消費を増やすことに貢献したい、というのが突き詰めて言うところのThe Kokumotsu Companyの志だと思っています。だからまずこのことを流通の皆さんにも知っていただきたかったのです。お米の消費はピークのちょうど半分、年間一人60kgにまで落ちてしまいました。

 しかしカロリーを気にする食事ですと、どうしてもおいしいおかずが優先となって最後のカロリー減の調整弁にご飯が使われてしまう、ということってないでしょうか?かく言う私もお酒とおつまみでお腹を満たしてしまって最後のご飯はどうも・・・という夕食をとってしまっているのが恥ずかしい実態です。この食欲という欲に打ち克つように運動を起こすのか、それともそういう人間の弱さを認め、そういう食生活でも穀物を摂ってもらえるような工夫をしていくのか、という分かれ道があると思います。

 今回は私どもが提案したのはその後者です。つまりおかずに上手に穀物を取り入れて、ミネラルや食物繊維を摂りませんか、という提案です。雑穀は味としては強い個性はないのですが、食感はプチプチとしてアクセントになります。また黄色やピンクなど色付けにも使えるし、加えることでおしゃれな印象にもなる便利な食材なのです。野菜に比べて保存も利くからいつでも思いついたときに使えますし、それぞれの雑穀にミネラルの違いもあってうまく使えば「天然のサプリメント」にもなるんです。カルシウムが足りない、と思ったらアマランサスを加えると言った調子です。

 こういうさまざまなおかずに調理してもらえる雑穀をラインアップしていくので、それをお客様にわかっていただけるような棚作り、つまり穀物の棚を一緒に作っていきましょう、ということをお伝えしました。その後の懇親会ではいろいろなお得意先から「簡単ではないけれども、面白い」とか、「ぜひ一緒にやっていこう!」といった励まされるコメントもいただきました。

 人類の生命を太古から支えてきた穀物が現代ほど存在感が薄くなっている時代はないと思います。やっぱり食の基本は穀物をしっかり摂るということが重要なのでしょう。それをどうやってこのように副食が豊かになった時代に、もう一度しっかり穀物を食べてもらうか、これが我々の大きな課題でもあり、大きな可能性でもあるのです。最近「挑戦する気概」といったものを忘れていた、と反省しています。もう一度社員と一緒に、本気で穀物をもっと喜んで食べていただける世の中に少しでも貢献していきたいと思っています。

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コメント

社長様
いつも拝見しております。
私は、ヴァンフォーレ甲府のスポンサー様というイメージです。

ですから、感謝をこめてご質問します。

ユニフォーム胸に「The kokumotsu company」を含めた、ロゴマークを入れない理由は何かあるのでしょうか?
なぜ「はくばく」だけなんでしょうか?
気になります。。。

コメント、ありがとうございます。この質問は意外でした。うーん、そう言われると格別の理由がないのですが、一番最初にスポンサーになった2001年にはまだ古いロゴで、このマークもなかったので、ということになるのでしょうか。
 本当は「はくばくって何の会社?」って良く聞かれるようなので、The Kokumotsu Companyっていれたいのですが、きっとスペース的に難しいのでしょうね。
 我々の思いをいろいろな形で(もちろん商品が最大ですが)お伝えしていきたいと思っています。これからもヴァンフォーレともども応援よろしくお願いいたします!

「穀物の棚」、あとは本気で数字(末端での実績)を作っていくしかない!と思います。
もちろん、まだまだ開発途上かと思いますので、引き続き新しいアイデア・商品を期待しています(某BYより)

某BYさん、コメント大変ありがとうございます。確かに私もまだコンセプトをぶち上げたに過ぎないと社内では口をすっぱくして言っています。
これからどのように生活者に知っていただき、本当に穀物をこういう使い方をしてもらえるか、が勝負です。
これから長い道のりになっていくと思います。
もっと技術的にも画期的なものを織り込んだ感動していただける商品を投入していくことが我々の責務だと考えております。
どうか今後ともご指導、ご協力のほどお願いいたします。

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プロフィール

社長写真

株式会社はくばく
代表取締役社長
長澤重俊

1966年ひのえうま生まれの45歳。
東京大学ラグビー部卒。(本当は経済学部)
住友商事を経て1992年はくばく入社。
趣味はゴルフとワインかな?
今年のヴァンフォーレ甲府がJ1で大活躍することを心から期待しています。