久しぶりにヴァンフォーレ甲府のことを書こうと思います。昨日のヴァンフォーレ甲府とセレッソ大阪との山場の一戦、小瀬に観戦に行って来ましたよ。結果はご存知のとおり、1-1のドローでしたが、内容は前半は完全にセレッソ大阪ペース、後半はヴァンフォーレ甲府の大攻勢という極端な内容でした。2位との直接対決に勝ちたかったのはやまやまですが、後半の戦いぶりに「楽しませてもらったなあ。」という感じが残った試合でもありました。
対戦相手が有名選手のいるセレッソ大阪であり、しかも3連休の初日ということもあってか、この日は13500人の観客が入った小瀬球技場。霧雨の降りしきるやや肌寒い天候でしたが、試合前からサポーターはヒートアップしていました。ほぼ満員のスタジアムに、声を張り上げて応援歌を歌っているゴール裏のサポーター。「今日はこれだけのサポーターの熱意があるんだから、大事な一戦だし、選手も序盤からやってくれるだろうな。」と思いつつ、キックオフを待っていましたが・・・。
前半は本当に何も良い部分がない、という厳しい言い方が出来るようなヴァンフォーレの試合振りでした。あまり走っているようにも見えないし、パスミスも目立つし、セレッソに攻められっぱなしでした。折角盛り上がっていた球場全体の雰囲気もすっかりしぼんでしまって、「なんだかなあ・・・。」という感じになってしまいました。30分にはセレッソ・香川選手に見事に守備陣を切り裂かれて、きれいなゴールを献上してしまって0-1。このまま良いところなく、前半終了。初出場のガウボン選手もやはりまだフィットしていないような感じでしたね。本当に後半、切り替えられるのだろうか、と不安になりながらハーフタイムをすごしました。
しかし後半はやってくれました。どうしてこうも攻守が見事に入れ違ってしまうのか、と不思議に思うくらい前半とは全く逆の展開に。甲府は面白いようにパスがつながり、どんどんチャンスが生まれます。サッカーの試合で流れが変わることはこれまでも見てきましたが、こう極端にまるで別のチームが戦っているように変化したのは初めてです。後半11分にはマラニョンがヘディングで同点ゴールを決めて、「さあ、逆転だ!勝利だ!」とスタジアムの雰囲気はいよいよ盛り上がりました。
この後の30数分間は本当に楽しい、楽しい時間でした。もちろん後1点が奪えていれば最高だったのですが、私が感じたのはこういうスタジアムの雰囲気が何よりなんだなあ、ということです。13000人の人が一体になってヴァンフォーレを応援する雰囲気は本当に楽しかったです。自然と手拍子が沸き起こり、渦のようになってスタンドを包みました。大きな声を上げても全然不自然ではないし、皆ヴァンフォーレ甲府の得点を信じて、熱中していました。本当にありがたい!と思いました。
ヴァンフォーレ甲府にとって、何より代え難いのはこの小瀬の雰囲気なんだ、と改めて感じたのです。人口88万人の小さな山梨県にあって、この球場に詰め掛けた13000人は比率的にはすごい数です。そしてそのサポーター、ファンが選手のプレーに共に熱くなり、必死に応援する雰囲気は日常では経験できないものです。この楽しさ、感動を共有できることが、ヴァンフォーレ甲府がここ山梨にある大きな意味なのでしょう。引き分けは残念でしたが、「ああ、楽しかったね!」と妻と話しながら帰路に着いたのです。でも本音は「引き分けだけどまあ、いいか」と言葉が続いたのですが・・・。これからもヴェルディー東京、ベガルタ仙台と続く非常に重要な2戦。絶対に勝ってくださいよ!




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