今年も恒例の中国・河南省での乾麺合作企業である僕陽中糧麺業有限公司の董事会に出席してきました。(妙に漢字が多いなあ)彼らの決算は12月でして、日本で言うところの株主総会にあたる董事会を大体4月頃行なっています。今年で4回目になる董事会ですが、今年は董事長である王さんが急に欠席になってしまったため、副董事長である私が議長を務めることになってしまいました。
中国人の会議を仕切る、ってどんな感じかなあ、とちょっと不安もありましたが、これまでの信頼関係があったので特に問題も無くスムースに会議は進みました。まあ我々自身が株主ですから、もめる事はないのです。そしてうれしいことに今年は初めて利益が出た、ということで配当も行なうことにしました。これまでの累損があったので、金額としては少しでしたがそれでも4年経って、初めて利益が出て、それを当初の目論見どおり配当で送金できる、と言うことは安心もしました。ようやく最低ラインには立ったということでしょうか。
利益も出始めたことだし、いよいよ第2期と言う位置づけで、新たに工場建屋を建設し、ゆくゆくは更に4ラインを増設する計画も基本的に承認してきました。彼らの親会社は中国でも有数の食料会社なのですが、どうやら中国でのシェアは20%を取ることを基本的には達成したいと思っているようです。中国沿岸部での乾麺の消費が約250万トンと言うことですから、50万トンを製造・販売したい、ということになるのです!日本の乾麺市場が全体で20万トンですから、一社でその2.5倍を売っていこう、というスケールの大きなお話です。
それからこれまた恒例の懇親会がその夜に催されたのですが、この日は王董事長が欠席ゆえ、その親会社から来た田さんが大いに乗っていました。いつも王さんが仕切る飲み会ですが、この日は田さんがリードして盛り上げてくれたのですが、白酒(バイジョー)の乾杯合戦が始まってしまったのです。6年前の河南省での初めての飲み会が私にとっては悪夢でしたが、出資をしてお互いが仲間になってからはそんなに激しい飲みはなくなっていたので、高をくくっていたのですが、この日の田さんは違いました。
乾杯の後、手でOKマークを作って見せるんです。これってどういう意味かわかります?6年前私はこれを当然OKだと解釈して、良い飲みっぷりだと褒められたと勘違いしました。親指と人差し指で作った丸が意味をするのではなく、その他の開いている3本の指が意味があるのです。そう、つまり「もう3杯!」と言う意味です。今回も河南省流と言う感じでやられてしまいました。河南省流とはその3杯の乾杯のうち、最初の2杯は相手に飲ませるだけで最後の1杯だけ自分も乾杯する、というものなのです。ずるいでしょ!これ。中国人の間でも評判悪いとか・・・。
でもこの日はそれを私は全員から受けて立ちましたよ。田さんから始まって、リウさん、杜さん、リョウさん、関さん、王さん(別の方)から次々と合計なんだかんだで25杯くらい乾杯したでしょうか。アルコール52度の強いお酒ですからね。6年前は翌日完全に胃腸をやられて下痢になってしまったのでした。でも慣れたのか、この日は乗り切れたなあ。ホントはぶっ倒れるのが礼儀らしいけれども・・・。一人女性で参加していた本社からの雷さんは、途中からひっくり返って隣の部屋で休んでいました。
そして驚いたのが最後の〆です。田さんが「それではそろそろ最後の一杯を・・・」と言うことにしたのですが、すると雷さんを起こしにいったのです。もちろん最後の白酒を乾杯させるために。酔いつぶれた女性を起こして、最後にまたその強い酒を一気させるとは・・・日本では完全にパワーハラスメントでとんでもないことになってしまいますよね。でも習慣とは怖いもので、雷さんはちゃんと飲むつもりで席について、食べ物を胃に入れてから、と準備して皆と一緒にちゃんと乾杯しました。やはり所違えば・・・ですね。
この4日間の中国出張で一番ありがたいと思ったことは、これまで当社の庄君と現地・僕陽のスタッフが毎日のように密なコミュニケーションを取ってくれたお陰で、以前にも増して信頼関係が深まっていたことを実感できたことです。だから董事会での議論も非常にスムースでしたし、今後の事業展開についてもお互いが納得した形で決めることができました。本当にありがたいことです。良きスタッフ、良きパートナーに恵まれたことに心から感謝しています。さあ、これからが本番です。とんでもなく大きな市場で信頼できるパートナーと思いっきり挑戦できることに感謝し、これから活動を加速したいと考えています。




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