私はゴルフが好きです。なぜか、というといろいろと理由はあるのですが、最近特に感じることが二つあります。それは両方とも本当に人生と良く似ているなあ、ということなんですが。ゴルフは時に非常に楽しく、時に非常に厳しく、でも誰のせいでもなく、自分のやったことの結果が自分に降りかかってくる、という点で非常に人生に似ていると思うんです。
まず「ゴルフって面白いなあ・・・」と思うのは、ゴルフにおいてみんな(もちろん自分も含めて)必ず悪かったことは「あれがなければ・・・」って数えるんです。あのショットが曲がらなければ、あのショットがOBでなければ、あのパットが入っていれば・・・と言って、「だからもう2打よかった筈だ」とか、「80台だったのに」とかって言うんですね。その気持ち、私もよーくわかります。
でも何が面白いかって言うと、必ずそれと同じくらい実はラッキーがあったはずなんです。例えば、OBだと思ってそこに行ってみたらギリギリ助かっていたとか、入らないと思ったパターがたまたま入ったとか、絶対に寄らないような難しいアプローチがベタピンに寄ったり、まずい!と思ったら木に当たってフェアウエイに出てきたり・・・とか。おそらく自分が数えたアンラッキー、不本意なショットと同じくらい、いやそれ以上のラッキーが起きていると私は思っています。
そのラッキーはすっかり忘れて、それはそれで自分の実力だと思っているんですよね。そしてそれは終わってしまうと「当たり前」のことになってしまう、というのも人生によく似ていると思うところです。絶対に自分の実力以上のこともそのラウンドで2回から3回、いやそれ以上起きていると思うんですが、それに対してその時に「ラッキー!」と思うだけでそれは後すぐに当たり前になってしまって忘れてしまうんです。絶対に心から感謝なんてしていないよなあ。
その代わり、自分がこうなって欲しい、と思ったのにそうならなかったことは「アンラッキー」としてずっと覚えていて、後になっても「あればなければ・・・」という得意の「たられば」のお話が始まるんです。これって人生においてもありますよね。自分が恵まれたことは「当たり前のこと」で感謝を忘れて、逆に恵まれていないことだけ「不満」を感じる、ってこと。これって、人生に似ていると思いません?
もうひとつ思うのは、ゴルフは欲を出すと絶対に失敗する、ってことなんです。もちろん良いスコアを出したい、うまくなりたい、っていう欲は必要です。そのために努力して、練習する必要は絶対にあります。でもいざゴルフ場でゴルフをするときに、「あといくつで回ると90台を切れる」とか、目標がハーフ45回だとすると、それを達成するのに不利なときに「これをパーで上がらなければ」とか、「これをグリーンに乗せて・・・」とか余計な事を計算し始めるんです。そうすると絶対に良いショットは打てません。ボールの手前を思い切り叩いたり、シャンクといっていきなり右方向へキュイーンと飛んでいったり・・・。ろくなことはありません。
やっぱり淡々と、目の前のボールに集中し、「その一打をいかに良いショットを打つか」という邪念のない姿勢が結果的には良い結果を生みます。でも面白いのはこんなこと、もう何回も、いやというほど味わってきているんですが、いざその不利な場面に遭遇すると格好つけたくなってしまうんですね。格好つけたくても、結局は目の前のボールをきっちり打つしかないんです。それがわかっているのに、できない、ってことにやっぱり人生を感じてしまうんです。
でも、いつもこんな小難しいことを考えながらゴルフを楽しんでいるかって言うともちろんそうではないです。最近は本当に自然の中で、気の合う仲間とゴルフをやれることをを純粋に楽しんでいる、ということが正直なところでしょうか。自然の美しさとか、気持ちよさ、とかをじっくり味わいながらゴルフを楽しんでいます。昔、ラグビーをやっているころははゴルフなんてオジサンのスポーツだ!っなんて粋がっていたのですが、すっかりその魅力にはまっている、という感じのこのごろです。




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