当社では前社長時代から今月の(社長)目標というものを決めて、それを意識して仕事をしてもらう、という習慣があります。私もそれを引き継いでおりまして、そのときに社員の皆さんに伝えております。そして来月11月の目標は「素直な心」としました。
この趣旨は、素直な心を持つことで人間は成長する、ということです。同じ環境にあっても、同じ話を聞いても、それを受け止める側に素直な心があるか、どうかで全くその人の成長は変わってしまう、ということを最近いろんな場面で実感したからです。
実は昨日もありました。当社の大阪にある別会社の代表取締役をしてもらっている野津さんが60歳を迎えたのですが、業績をしっかり上げてくれているので、ぜひ今後ともがんばってほしい、という意味で一緒に久しぶりに会食をした時に感じたのです。以前、野津さんは当社の営業マンでして、営業所の所長なども歴任してもらいました。そのころは仕事には厳しいものの、自分の正論を突き通すせいか、上司やお客様にもともすると攻撃的になってしまい、私も何回か衝突したこともあった方でした。
しかしその会社の代表取締役になって、もう数年が経つのですが、すっかり変わり「素直な心」を持つ方になっていました。お酒の席でも非常に穏やかで、以前はちょっとこちらも構えてしまうところがあったのですが、とても和やかな楽しい会となりました。どうも話を聞いていると、会社の経営者として自分が何とかするしかない場面を経験されて、今まで無意識に会社や上司に頼っている自分に気づかれたようです。つまり頼っているつもりはないのですが、「これはこうしてもらわねばおかしい!」といった表現をしていたことを私も思い出したのです。
「こうしてもらわねば!」ではなく、自分が「こうする」しかなくなったときに、人への攻撃など無意味になり、まず素直にいろんなことを受け止め、それを自分で解決していこうとする強い人になられたのだと思いました。表情も余裕のある、素敵な顔になっていましたよ。そしてしみじみと「今は本当に恵まれていて、仕事もやりがいがあるし、感謝している」と言われたときは、私もその人事を決定した人間として非常にうれしくなりました。
60歳を迎えられて、依然として前向きに生き生きと生きていける、こういう例はなかなかないものです。そういう野津さんに会えて、私も本当に昨日は幸せでした。とっても気持ちよく日本酒をいただき、最後にはがっちり経営者同士の握手をさせてもらいました。お互い会社経営の中でまだまだ大変なことは必ず続くでしょうが、それを素直な心で受け止めて、会社の舵取りを間違えないようにして、さらに自分の成長に結び付けたいと思ったのでした。




初めての書き込みになります。時々読ませていただいてます。
11月の目標は「素直な心」・・いいですね! 私はこれを「相手の存在を承認し、聴く耳を持つこと。決して一人だけ勝ちにいかないこと」と解釈しました。 あまり意識してないことですが、日本は受験戦争や所謂出世競争という人を押しのけてより上に・・といったシステムの中にありますね。。全て「勝ー負」の世界です。そしてちょっとばかり優位な立場に立つと、相手を思った通りに動かそうとガミガミ言ったり、褒美で釣ったり・・。言われた方は渋々それに従ったり、褒美で妥協してみたりと自分が心から望むことでなくてもやっちゃいます。(望んでないことだから当然満足もしませんし達成感もないですね(笑)) 私も人を相手にする仕事ですが、「勝ー勝」(=三方よし)を前提に事に当たるようにしてます。そうすると誰もストレスとか感じることなく、全ていい方向に進むのだろうと思ってます。
これからも時折コメントさせてもらおうと思います。 ますますのご発展をお祈りしてます!!