王さんとの貴重なご縁

 今年も中国・僕陽へ董事会出席のために、出張してきました。やっぱり僕陽は遠かったなあ。成田から北京へ入り、国内線に乗り継いで河南省の省都・鄭州に行き、そこから戻る形で車で2時間かけてようやく僕陽へ到着となります。今回も朝5時に自宅を出てから、僕陽のホテルに着いたのは日本時間で10時でした。移動時間が延べ17時間ですからね。移動に一日はたっぷりかかってしまうのが、僕陽です。これでも鄭州から高速道路が出来たから、助かっているんですよ。かつては夜は真っ暗になってしまう一般道で行き、道に迷って往生したことがあるんです。内陸の都市も間違いなくすごいスピードで変わっています。

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董事会の一こまです。ホワイトボードの前で社員に指導をしている王総経理。彼に感心する点の一つは、常に社員教育を意識していることです。彼は非常に業績にはシビアなのですが、それと同時に社員を育てることにも熱心でして、考え方や、具体的な知識を一生懸命教えます。これはお酒の入った食事の席でも続くから、本当に熱心だなあ、と思ってしまいます。

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 その夕食会の一こま。私の隣が王総経理です。今回つくづく思ったのは、王さんとの貴重なご縁です。まだ我々が出資した会社は順調とは言い難いのですが、その業績建て直しに打つべき手段が正に私がそうしてもらいたい、と考えていたことと一致していました。これはありがたいことです。2年前の合作契約書を作るときには、将来の失敗を想定したり、お互いが違う経営を志向した場合など、さまざまなトラブルを仮定してすったもんだしたのですが、今のところそれは取り越し苦労に終わっています。

 王さんは日本語もぺらぺらですし、日本のことも良く理解しています。そしてお蔭様でこれまでの取り組みの中で、非常に強い信頼関係が生まれたことを実感しました。これは我々のスタッフと、僕陽工場のスタッフ双方の努力と協力によって生まれた、地に足の着いた確固たる信頼関係であると心から感謝します。

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 これはきっと王さんが社員を教育している一場面ではないでしょうか。表情が真面目ですもの。でも彼も冗談を言うんですよ。今回面白かった話は「生きたネズミを食べろ、と言われたけれど食べられなかった」と言う話です。日本と中国双方で「面白い食べ物はないか?」と言うような話になって、王さんが”生きたネズミ”という必殺技を繰り出しました。「嫌いなものはない」、といっている私もさすがにこれは食べられないと断言します。小さい子供のネズミらしいですが、これは無理でしょ。だって皿の上に動いているネズミが載っている姿を想像しただけで、ゾッとします・・・よね。

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真面目に王さんの話に耳を傾けている感じですね。右端が王さんの信頼が厚い劉さんです。彼もなかなかやり手の経営者だなあ、と思っています。皆の前におかれているグラスはお茶です。今回の会議でも常にお茶にお湯は満たされていますし、本当に中国の人はお茶を飲むなあ、と思います。余談ですが、移動に使った新幹線らしき新しい電車の中に、お湯のポットがそれぞれの席の通路脇に置かれていたのには驚きました。実際通行には邪魔なのですが、余程お湯は必需品なんですね。

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こちらはご機嫌な庄君(右)と関さん。関さんが手にしているのは、白酒です。当地では高級だという「五糧液」というブランド品です。これが強烈なお酒でして、これを手に持っている小さなグラスで乾杯!するのです。でも既にこういう仲間関係になった人たちとのゆったりとした乾杯は悪くないなあ、と思っています。無理やり飲まされるのではなく、自分たちのペースでお互いの絆を確認しあうように目と目を合わせて、乾杯!とするのは男同士の儀式のようで気持ちが良いと思うようになりました。

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おっと、やっていますね、乾杯。この後、お互いに空になったグラスを「ちゃんと飲み干したでしょ」と言う感じで見せ合うのです。この日は身内のノリだったから、好きなタイミングで好きな人と乾杯しましたが、これが初対面の飲み会だったりすると地獄です。特に主賓として遇されるとさらに最悪で、一度えらい目にあったことがあります。でもこういう和やかな雰囲気で、「お互い頑張ろう」ということを誓い合うような飲み会に、乾杯はふさわしいですよ。中国での得がたい経験をさせていただいている王総経理とのご縁に心から感謝しております。

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プロフィール

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株式会社はくばく
代表取締役社長
長澤重俊

1966年ひのえうま生まれの45歳。
東京大学ラグビー部卒。(本当は経済学部)
住友商事を経て1992年はくばく入社。
趣味はゴルフとワインかな?
今年のヴァンフォーレ甲府がJ1で大活躍することを心から期待しています。