ふと気がつくと昨年の8月1日にこのブログを始めたので、今日でちょうど1年が経つ計算になります。一日平均では180名の方がこのブログを見ていただいてくれることに心から感謝いたします。これからもよろしくお願いします。
さて昨日の日曜日、大阪で当社が専売するお米品種・花キラリの特約店説明会を行いました。前日のヴァンフォーレ甲府と浦和戦応援で大声を張り上げすぎて、声がかれてしまった状態でしたが、冒頭こんな話をさせていただきました。
その前の週広島など中国地方を回ったときに聞いたお話ですが、このところディスカウンターでは10kg 2000円以下で米が売られている、というのです。聞いたときは「えっ、5kgですか?」と思わず聞き返してしまった私です。ところが事実なんだそうです。なぜこんな信じられないような価格が出てしまうかというと・・・・。
<日曜日にもかかわらず、50名以上のお米屋さんが熱心に話を聴いてくださいました>
種明かしは簡単でして、いわゆる「篩い下」というか、規格外というか、これまで製品にならなかった質の悪い部分を製品として売っているのだそうです。昔の日本人ならば、「こんなクズ米を食わせるのか!!」と怒りだすような代物なのだそうです。でもこれを価格優先だからと、売るほうも売るほうですし、それを買って「おかしい」とも思わない(思っているかもしれませんが、あきらめている?)消費者も消費者だと寂しくなりました。
そしてすごく危機感を感じたのです。こういうお米を子供のときからたべたら、お米はきっとまずいものだ、ということになってしまうでしょう。大人だって、お米ってそんなもの、という価値観になってしまうでしょう。「これは大変だ!!」という感じです。日本人にとっての食の基本であるお米がこういう状態にあるとは、大問題だと思うのです。
私はここでやはりお米屋さんの奮起が必要だと訴えました。本当においしいお米を、なぜ美味しいのかも説明できて、またいろんな美味しいお米を紹介できて、それに合った料理も教えられて、もちろん季節に合った炊き方や研ぎ方も教えられて・・・・そういうお米屋さんがこの窮状を救えるのだ、と皆さんにお話しました。
そして最後に講演をしていただいたのが、目黒のスズノブ・西島社長です。西島さんも今回気合を入れてくれて、今まであまり話したことのない、自店の戦略まで披露してくれました。おそらく同じ米穀店にがんばってほしい!という思いを込められたのだと思います。驚いたことにスズノブさんの平均売価は10kgで6600円だそうです。先ほどのディスカウンターとは実に3倍の差があります。
でも私はこの現象は実に現代を象徴していると思いました。価値を認めればお金を喜んで払う一方、それを認めなければ徹底的に安く買う消費者です。だから如何にお米の価値を伝え、納得してもらえるか、この動きを我々は急いで立ち上げ、構築していかねばならない、という思いを強くした一日でした。お米屋さん、何とかこの事態を打破しなければ!一緒にやりましょう。







ブログへのコメントありがとうございました。また、事後報告ですが、ブログの写真を使わせていただきました。
「花キラリ」は、米穀店が育てていくお米だと思っています。
昨年度は、業務用主体でしたので、仕入れ数量が多くなりました。結果として、いい体験発表となりませんでしたが、平成18年産米は、今一度家庭用に拡販チャレンジしていきたいと思っています。
これからも、よろしくお願いします!