大麦にヘルスクレーム認可!

 2日の金曜日に大麦食品推進協議会の主催でアメリカからクリスティーン E.ファストノート博士をお招きして、昨年12月にアメリカで認められた、大麦の心疾患に対するヘルスクレームに対しての講演をいただきました。実はこのアメリカ FDAによるヘルスクレームは以前から興味をもつというか、期待をしていました。というのは、同じ食物繊維の豊富な穀物である、オーツ麦は既に心疾患に対するヘルスクレームが認められていたからです。

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 アメリカにおけるヘルスクレームって良く分からないでしょう。(実は私も専門家ではないのですが・・・)非常に大雑把に言いますと、ある食物が特定の病気に効く、という表示をパッケージにすることを許される、ということです。日本で言うところの特定栄養保健食品(俗に言う 特保・トクホ)とよく似ていますが、ちょっと基本的な考え方が違うように思います。今回アメリカで認められた強調表示は、「大麦由来のベータグルカンを一回で0.75g摂取できる食品」であれば、心疾患リスク軽減に効果がある、というものです。これが認められたことは、本当にすごいことであり、アメリカでも既に大麦への注目は以前とは全然違ったものになったようです。

 今回来日していただいたファストノート博士は、25年にわたって大麦の育種、遺伝的性質、栄養の質について研究を行ってきた方で、今回のヘルスクレームの申請者の一人でもあります。また全米大麦食品協議会(NBFC)のメンバーでもあり、正にアメリカにおいて大麦の大きな可能性を信じる我々の導師、同志である方です。 

 しかし質問の中でアメリカにおける大麦の消費量ということがでました。何gだと思いますか?これにはファストノート博士も恥ずかしそうにお答えいただきました。実は一人当たり年間0.5ポンド、約225gの消費しかないのだそうです。私も慌てて日本の消費量をざっと計算してみると・・・何と日本はそれをさらに下回り約170gということになりました。唖然という感じです。ちなみに激減したと言われるお米の消費量は年間60kg!です。まだまだ道のりは遠いなあ。

 でも今回の講演会にも約100名の方にお越しいただき、本当に熱心に聞いていただきました。そして今までの精麦業界という小さな業界の枠組みを超えて、さまざまな方が集まりだしていることに今後の可能性を感じました。そしてさらに我々、日本の大麦食品推進協議会もアメリカのヘルスクレーム認可に匹敵する、大麦の啓蒙活動の軸となるべきものを何とかしなければならない、という思いを新たにしました。

 大麦の消費をかつて昭和30年代のように100万トンにしたい!!(現在の50倍です)、という想いは変わりません。しかしその大麦はかつてのような貧しい食事の代表ではなく、これからの新しい概念の豊かさの象徴としての、大麦です。絶対に分かってもらえる日が来る、そう信じて、これからも弛むことなく、さまざまな活動に精進したいと思いました。

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プロフィール

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株式会社はくばく
代表取締役社長
長澤重俊

1966年ひのえうま生まれの45歳。
東京大学ラグビー部卒。(本当は経済学部)
住友商事を経て1992年はくばく入社。
趣味はゴルフとワインかな?
今年のヴァンフォーレ甲府がJ1で大活躍することを心から期待しています。